食べ放題、飲み放題、なんて素敵な言葉だろう。
でも、結局のところ得をするなんて事はないのだ。
特におっさんともなるとなおさらである。
【食べ放題の損得定義】結局食べすぎてしまう事は総合的には損かな
もっとも何を持って得という事になるのか。
以前は払った費用よりもたくさんの原価分を食べる事で店側に損害を与える事が得という風に考えていた。
近年では、これは何を食べてもよいという自由な雰囲気を味わう事が目的なのだろうと、ようやく気が付き始めた。
それまでは、折角なのだからたくさん食べてやろうと、店に対する敵愾心であった。
一体何と戦っていたのか。
焼肉にしろ、しゃぶしゃぶにしろ何しろ子供達の分も元を取らなくてはと必死になっていたような気がする。
食べ放題もランチの方が安いので、行くのは大概昼になるが、その場合、夕食は食べられない程、腹がはちきれんばかりに頑張っていた。
そりゃ健康にいい訳がない。
仮に上記の定義の様に、店側が設定している一人当たりの原価コストを超えて食した場合であったも、体に悪影響が発生している場合には、総合的にはマイナス評価だろう。
大分愚かな事をしていたのかもしれない。
【食べ放題の原価について】結局元を取るのなどは不可能な様だ
食べ放題におけるお肉の原価は1g 1円程度と聞いたことがある。
そうすると、私がしゃぶしゃぶの食べ放題に行く時などは、大体1キロ。
通常は家族で行く事になる訳だから、家族で4~6キロくらい食べれば原価に達成するイメージか。
不可能である。
精精どんだけ頑張って食べても、2キロいくか行かないかだろう。
当家は私も含めて少食であり、息子であってもそこまで食べない。
実際それすら余裕で下回る事とは思うが。
また、常に妻は子供に野菜を食べなさいという。
子供は野菜はあまり食べたがらないが、仕方なくぐずぐず食べていると、結局時間が経過して段々、もういいやという気になってくる。
実際、この様な時間を購入するのが食べ放題という事なのだと思うようになってきた。
【飲み放題】お酒の方が肉とかより やりやすいけど悪酔いする
飲み放題と言えば、居酒屋であろう。
基本的には私は飲み放題の店ばかり選んでいた。
自分が高級店にふさわしいとも思えないし、けち臭い事かもしれないが、アルコール飲料の場合、どうも値段が気になってしまう。
飲み物って次から次へとごくごく行ってしまえるので、知らない間にとんでもない金額に膨らんでいたりする。
そういう余計な懸念から逃れるために最初から飲み放題を選んでおくのだ。
その方が考えなしに友人と盛り上がる事が出来よう。
このあたりの感覚は学生の時分とそうは変わっていないように思える。
いや、近年では、学生の方が私などよりよっぽど高級店に行っているのではあるまいか。
飲んでいる最中には気を使わなくて良いのだが、これもまた元を取りたくなる貧乏根性かどうも無理にでも消費をしたくなる。
そうすると結果として、次の日は後悔が襲ってくるわけだ。
【飲み食べ放題からの卒業】気づいている事と実感はまた違う訳でして
いやはや、段々年齢を重ねてくると、気づきが多くなってくる。
もっとも飲み放題、食べ放題が体に良くないし、総合的には全然説くなどしていないという気づき自体は以前からあった。
でも、実感がなかったのだろう。
実感を伴わない気付きは、分かっているけどやめられないとなる。
これが段々、食事後、また飲み会の後の朝の後悔を10回、20回も繰り返すうち、さすがにもういいやとなってきている。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
という言葉において、私はこれだけの回数を重ねなければならなかったという事だ。
愚者になる事だってなかなか大変な事なのである。
【まとめ】
それでも、本件、実行できるのかは疑わしい。
大食いがバラエティーとして人気があるように、ビュッフェをはじめとする食べ放題は娯楽として楽しいのである。
これは、食べ放題に行く事というよりも、食べ放題で元を取ろうとしないという項目にした方が良いかもしれない。
ただ、その場合には私にとってかえって難しいと思うからこそ、そもそも行かないという項目なのである。
やめることリストに入れておいて、数年後きちんとやめられているかを検証したい。
コメント