昨日、資産に対する投資比率について述べた。
本日は、その総合的利益運用目標についての項目だ。
こういう身も蓋も無いような項目が続いてしまった気もするが、どっかに
旅行に行くのと同様、こういう事も目標として楽しくなる年ごろなのだ。
ちょっと、心が汚れてしまっている気もするが、まあ仕方ない。
長い間に荒波にもまれていると、どこかうつろな目にもなるものだ。
で、内容についてだが、少なくとも現状では大概の投資、例えば株式、
債券、ファンド等、何で行おうとも細目は違えど大体20%の所得税、
住民税の納税義務がある。
であるから、ここでいう4%を取るためには5%の年利で運用したい。
年間1000万円の運用なら、50万円の増加、そのうち10万円を
納税し、40万円を毎年の収益としたいという訳だ。
なんとなくいけそうな気もするが、これが結構ハードルが高い。
まず、個別株ではだめだ。
精神に悪すぎる。
昨日も述べたが、私は基本小心者でネガティブ指向なので、ちょっと
下がったらすぐにおろおろしてしまいそうだ。
暴落でも起こったら仕事に手が付くか心配だ。
そんな株を複数持っているなんて想像しても無理がある。
では、インデックス投資はどうか。
実際、これが一番考えに近い。
多少のリスクはあっても全体的にインフレであるのは避けられない。
どっしり構えて多少下がっていつかは上がると思えれば、5%の利益をもたらして
くれるものはいくつかあるだろう。
日本株とアメリカ株、新興国株、全世界株、いくつかあるがまあ永続性と実績から
考えればやはりアメリカがよさそうだ。
日本株だと、ここしばらく(といっても30年程度か)の実績、および
これかの状況から考えると避けたほうが無難そうだ。
アクティブファンドによる運用はどうか。
これは実際、株の次に採用していた運用だ。
当然、選択が重要になって全てという訳でもないだろうが、私の場合、
ファンドマネージャーや銀行に手数料を払うだけのものになってしまった。
なんともばかばかしい事である。
運用手数料が高すぎるのだ。
運用手数料(信託報酬)が年間2%、購入時手数料・財産留保額等が
仮に2%というかとするとまあ、目標を達成するには7%程度毎年上昇
するファンドを探さなければならなくなる。
そんなもんは存在するとしても、どれがそうなのか私にはわからない。
未来ではAIがとか自動運転がとか、バイオがとかもっともらしいことは
私にもいうことはできる。
でも確実性については、個別株と似たような傾向になってしまうだろう。
社債、外貨預金とかは現状良くても2%弱。
そこから税金を考慮するわけであるから目標に全く届かない。
気をつけるべきは、うまい話である。
投資話というのはネットで探せばまあ、転がっている。
月 何%、年利20%
絶対に手を出さない。
もっともらしい話があってもそれ以上に問題が報告されている訳である
から自分だけは大丈夫だなどと思わない方がよかろう。
心が弱っている時こそこういう罠に陥りやすそうだ。
この項目は絶対的な必達目標ではない。
心の平安の方が重要である。
目的と手段が逆にならないよう気を付ける必要があるだろう。
幸せを得るために投資をしているのが正だ、投資をする事が目的ではない。
コメント