【個人型確定拠出年金の手続きをする】専業主婦でも得をする制度の様で

山の景色と夕日 資産

お金の話には妻はあまりいい顔をしない予感があるが、妻の為に個人型確定拠出年金の口座を準備したい。 

また、既に会社でマッチング拠出(加入者掛金)制度に加入している私においても、2022年10月から制度が変わって個人での加入が可能になりそうだ。 

実際に加入できるかはともかく確認と検討をしておきたいと考えている。 

【割と最近できた制度】この制度ってすごくわかりにくい気がする 

この制度自体は2001年にアメリカの401kを真似して作られたようで、その当時は全く認識はなかった。 

その当時は401kという制度があるというのはどっかの銀行員とか証券会社にお勤めの方々が特殊な制度として会社の福利厚生か何かで備わっているものだと思っていた気がする。 

かろうじて聞いたことがある位。 

自分にもかかわりのある制度だと思ったのは、2017年あたりから iDecoという名称で呼ばれる様になり、加入対象が専業主婦とか公務員にも広がった頃かと思う。 

しかし、この個人型確定拠出年金、通称iDeco 、名前はかわいいがいまいちどの様なものだか分からない。 

一体どの様な利点があるのか。 

国では新しい制度が出来たと言っても改めて説明してくれる訳でもないから、自分で調べるなりしなければならない。 

結局こういう国の制度って自分で調べたり、実際に動かないと損する事が多い。 

何だか、こういうことが不得意な人だって多いだろうに、なんだかなーと思う。 

確定申告だって、ふるさと納税があるので、今年初めてマイナンバーカードとスマホを使って電子申告というものをやってみたが、あんなの現状のままでは普及するとは思えない。 

私はその様な手続きがそれほど苦手だとも思ってはいない質だが、それでも恐ろしく手間だった。 

途中で止めようと思ったくらいで、その面倒さにはびっくりした。 

利点としては現地に行かない事位で、いっそ毎年の様に直接行った方が楽だと思ったものだ。 

何が言いたいかというと、こういう複雑な手続きが必要なものは、相当気合を入れないとやらないという事である。 

だから、この項目も私のバケットリストに入れる事にした。 

後で、後悔はしたくないのだ。 

【会社員にはどのようなメリットがあるか】所得税や住民税が減らせます 

で、この制度って結局どの様な利点があるのかという事である。 

これだけ面倒なのだ、よっぽどメリットがないとやってられない。 

簡単にメリットを言えば、所得税や住民税が減りますよって事だ。 

この拠出分は給料からそのまま差し引く事になる。それを所得という。 

所得が減れば払うべき所得税や住民税が減るって事である。 

事業者は関係者と食事した時のレシートを取っておいて、後で接待費みたいな損金として収入から引いたりする。 

サラリーマンには通常これはないが、それが出来るのが保険の掛け金とか、このiDecoの掛け金という訳である。 

例えば仮に500万円の収入の人があって、年間に20万の掛け金があれば、税金がかかるのは480万の所得に対してである。 

これは結構でかい。 

税金は累進課税になるので、この額が閾値になっている方についてはますますである。 

また、企業で既に加入している場合には、あまり関係がない。 

私は5年前位にこの制度の為に証券会社に口座を開こうとして、会社に許可申請をしたことがあるが、会社の制度があるとの事で準備が無駄になってしまった。 

資料を取り寄せたり、調べたり、書類の準備等色々大変だったのだが。 

ところが、どうやら2022年10月に 制度改定を予定しているらしい。 

この制度改定では、私が入っている企業型と個人型の確定拠出年金(これがiDeco)の同時加入が可能になるそうだ。 

誰でもという訳ではなさそうだから、調べる必要があるけれど、もし加入対象であれば入らなければ後で後悔する事になるだろう。 

【専業主婦のメリットは】所得税とか以外にもメリットはあるのです 

ところで、妻の分の確定拠出年金である。 

そもそも、専業主婦であれば所得税や住民税を納める機会はない。 

そうすると、この会社員の様に、年収を見かけ上減らす意味はない訳である。 

ではメリットがないかと言えばそんな事はない。 

確かに払う時にはメリットはないし、なんだか支払いばかりで損したような気にもなる事だろう。 

でも、もし、この拠出したお金が運用により増えたらどうだろう。 

いや、たくさん増える必要はない。 

年に2とか3%、何なら物価の上昇分で良いのだ。 

銀行預金では利息に約20%の税金がかかる。 

ただでさえ、ほとんどつかない利息から更に20%も持って行くのかと言いたいところである。 

但し、これが確定拠出年金であれば条件はあるものの非課税となる。 

月に最大2万3千円を積み立て、これを運用し利益が出ていれば、60歳になってこのお金を引き出せる様になれば退職金として受け取る事も出来る。 

退職金は控除額が大きいので利益にかかる税金が不要になるかもしれないというメリットがある訳である。 

主婦にも退職金が出るだなんてなんだか妻も気分が良いのではないだろうか。 

【まとめ】 

個人型確定拠出年金(iDeco)の口座には初期費用と口座管理手数料がかかり、 

金融機関によっては結構高い所もあるかもしれない。 

現状ではSBI証券が最安である様だ。開設時の初期費用に3000円と維持管理に200円位。 

だから、運用によりこれよりも多く増やせないとマイナスになってしまうし、投資にはリスクもある。 

手続きは面倒だし、色々と調べなければならない事も多そうだ。 

でも、まだ10年位は積み立ての期間が残っているのだから利点がある内に早めに準備をしておきたい。 

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