将来というのは割合早く来る様だ。
特に近年は時代の移り変わりが早い。
私が幼少の頃には想像もしなかった様な事が普通に現実のものになっている。
【過ぎてしまった30年】この変化は想像もしてなかった
もっとも、バブルの頃を生きた人々においては、日本経済は永遠に良い状態を続けていくという風に考えていたのではないか。
後になればまるで最初からこうなる事は分かっていたような気もするが、当然その様な事はない。
過ぎてしまった年月は失われた30年という名称で定義されてしまった。
いやいや、失われたって言われても困る。
私が今まで生きた期間の半分以上ではないか。
これが失われたと言われても、私にだって色々あったのだ。
要は時代の変遷は激しいものだ、想像もしないようなことが起こると言いたい訳である。
【未来予想】この先どんな仕事が残るんだろう
話を戻そう。
2040年の未来予想という本を購入し読んだ。
成毛眞 という方が著書であるが、まあ確かにこの様になるのだろうなという事が書いてある。
当然だが良い事もあれば悪い事も書いている訳で、実現してほしくはないけれど、どうしても避ける事は難しいと思われる事があったりする。
未来予測だが必然という事もある訳だ。
日本の人口が急に増える事はないし、科学技術の進歩がこのまま進めばエンジンの車はなくなることは避けられないだろう。
【なくなった仕事】切符にはさみを入れる駅員さん
車や電車、バスにおいてはいつか完全に自動運転が普通の物になるだろう。
諸兄は自動改札がこれだけ普及すると考えていただろうか。
私などは、あの切符に切れ目を入れる為のペンチみたいな治具が欲しくて仕方がなかった。
駅でその治具をカチャカチャしている姿を羨ましいと思っていたが、あの駅員さんの仕事がなくなるとは思っていなかった。
今では人がほとんどいないような駅にまで自動改札が普及している。
この様な事である。
【更に未来に残る仕事とは】10年後、20年後に向けて
いや別に自分の将来の為にこれを調べようなどとは思っていない。
私などは既に50歳、今から18年後の未来となると70歳に近くなる。
仮に10年後であっても60歳、まあ素直に定年だ、と思える時代かどうか怪しい所ではあるが、何とかはなるのではないだろうか。
しかしさすがに、その時の仕事がどうであろうとも、それを今から準備しておこう等と考えるほど用心深くはない。
この様な調査は、子供達の為にと考えている。
子供たちから見れば、余計なお世話であるかもしれないが、確実に来る未来について、傍で座して見ている事が出来る程、親としての覚悟が出来ていないのである。
せめて、間違って今後なくなる可能性が高い仕事を目指したりはしない様に、その時期、可能性、理由等整然とまとめられたリストを準備してやりたいのである。
【ちゃんとした調査】野村総合研究所の2030年想定
もっとも、これについては私が準備するまでもなく、既にいくらでも存在するかもしれない。
例えば野村総合研究所では、2015年に、2030年を想定した人工知能による代替可能性が高い100種の職業という情報を出している。
発表されてから既に数年が経過しており、2030年も近くなってしまった感があり、そろそろ当たりはずれの検証も可能そうだが、それは別の機会に置くとして中身を見てみる。
権威主義的性格の傾向が強い私の様な壮年男性の事だ、なにぶん、野村総合研究所とか博士いう権威に弱い。
多分、内容もかなりの確実性を持つ事であろうと想定してしまう。
これによるとなくなる職業というのは末尾に、”工”とか”員”とか”オペレーター”とかが付くものが多い気がする。
一方で、代替え可能性が低い、今後も残りそうな職業とは、カタカナでかっこいい感じの職業か。
員とつくものはこちらにも多いようだ。
【まとめ】
もっとも今の私の仕事は自動車産業、まさにこの様な話の最先端にある立場。
今の自動車は段々、電気自動車に移行しているが、自動車に使用される部品点数は現在の3万点が2万点ほどに減少されることになるそうである。
実際身につまされる事もある。
子供からは、まず自分の心配しろよと言われてしまいそうだ。
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