本当はいつか完全自動運転の車を購入したいと思っていた。
それをバケットリストに挙げていたのだが、下記の理由により単純に乗るという事だけに変えたのである。
車が勝手に動いて行きたいところに行ってくれるなんて子供の頃に夢見た未来の世界だ。
凄い時代が、本当に来そうなのだ。
そりゃ、是非とも早く体験してみたい。
【車の所有について】都会と地方の場合を比較してみると
東京の様な都会に住んでいる場合、今でも自動車の所有をしない方も多い様だ。
むしろ、自動車はぜいたく品の部類に入るようである。
それはそうかもしれない。
なにせ、駐車場代も非常に高い。
車一台の月の駐車場代が、ちょっとした地方にあるアパートの家賃位したりする。
地方の駅前の一日分の費用が都会の一時間当たりの時間貸しパーキング費用だったりする。
また、そこかしこにタクシー乗り場があり、大体は捕まえる事が出来る。
最近では好きな時に携帯のアプリで契約し、近くに停車している車を借りたりもできる様だ。
一方、地方都市の在住者の場合には、そこかしこにタクシーがある訳でもなく、歩いていける場所は限られている。
店はどこでも広い駐車場を抱えており、そもそもその様な店でないと客は来ない。
そして地方では駅前にしばらく駐停車出来る駐停車場があったりする。
車は一家に一台という訳ではなく、一人一台の感覚だ。
地方の場合には車はぜいたく品ではなく、生活必需品なのだ。
これがないと、大変に苦労する事になるだろう。
【自動車の所有の変化について】シェアリングエコノミーとか言われ始めましたね
しかし、これがいつでも好きな時に車を呼べるようになるとどうだろう。
あえて、家に車がなくてもよい様な気がする。
この辺りの事については下記で、運転免許を返納するという事について関連して考えを進めた。
よかったら併せて読んでみてもらいたい。
自動運転になれば好きな時に車は家に呼べるだろう。
その時こそ、車の所有という概念はなくなってしまいそうだ。
今だって車をそんなに使用している訳ではない。
私の場合、精精が会社に行く際とか、ちょっとした買い物位だろうか。
でも、在宅が増えて行けばその機会も減っていき、買い物も20分位で家に来てくれるのであれば何ら問題はない。
多分、今後、自動運転が増えていくと、所有しなくてもよいという方が大きく増えていくのではないだろうか。
上記の記事では、自動車の所有の目的は、ステータスを得る事が7割位ではと書いた。
これはあくまで私の考えだが、ますますこの分ステータスを目的とする事が増えるのではないか。
なにせ、移動を目的とするのであれば、所有をしなくても問題がない訳なのだから。
いつか、自動車なんて保有しているの?スゲー 等と言われる時代が来るのかもしれない。
自動車業界に関わる者としてはちょっと怖いと感じてしまった。
【自動運転のレベル定義】一般に言う夢の自動運転ってSAE レベル4とか5を言います
ところで、自動運転にはどこまで出来るか、言い換えれば運転に気を配らなければならないかで定義がある。
定義したのはアメリカの機関、自動車技術会(SAE)
大体このようなものは日本ではなく、最近では欧米が先行する。
昔はそうでもなかったと思うのだか、人口も減っているし、売上とかを考えてもこれは仕方がない。
日本市場は最早、衰退を始めている上に保守的だから、先進的な事は海外発となる。
ま、それは時代の流れで仕方がないとして、自動運転のレベル定義。
レベル1は今でも車についている自動ブレーキとか、高速道路でステアリングが少し動くくらい。
車に色々機能がついて、より安全になりましたって感じか。
オートクルーズ機能位ではまだこのレベルではない。
あれは、自分で設定した速度や条件で継続するだけだし。
車線をはみ出そうになればステアリングが勝手に補正をしてくれる。
前に車が居ればスピードを落とすって感じ。
レベル2であれば高速道路で勝手に運転をしてくれる。
アクセルもブレーキもステアリングも連動して車はそれなり。
でもハンドルから手を離すことは出来ないし、運転者が運転に責任を持つ。
これは自動運転というにはまだちょっとと思う。
今、2022年現在で日本で売り出されている車の最先端はこの位のレベル。
前にノロノロ運転の車があれば、なんなら車線を変更して追い抜いて行ってくれる。
または、渋滞の時勝手に前の車に併せて進んでくれる。
ブレーキやアクセル、ステアリングを行う必要はない。
レベル3から自動運転と言ってもよいかもしれない。
車の運転責任は運転者から車側に移る。
ある一定の条件、例えば高速道路とかは車に運転を任せておけばステアリングから手を離したり、なんなら寝ていてもよくなる。
でも、運転は全てをやってくれるわけではないから、自分に戻る時もある訳だ。
そうすると、寝てはいられない。
運転権限が戻ってくるときに寝ていたら大変な事になってしまいそうだ。
でも、ここに至ると技術の問題というよりは、国の法規制の問題という事が大きくなる。
日本って責められるのが怖いのかこういう規制が成り立つのが欧米や中国に遅れる事が多い。
まあ、例えば、急に子供が道に飛び出てきた場合、道の横を歩いている老人と犬の方に車をよければ子供は助かるとする。
その場合、命の重さの論議になるのだが、こんなの日本で話したら大変な非難を受けそうだ。
でも欧州ではこの様な事が真面目に話をされる。
こういう所に違いがあるのだろう。
レベル4からはどこに出しても恥ずかしくない自動運転。
運転中の全期間において、車が運転してくれる。これに乗ってみたいのだ。
何やらアメリカの一部都市で、今年、無人のタクシーの認可が下りた様だ。
今年から場所を限ってだが、お金を払っての無人タクシーが走り回る事になる。
日本での普及ははるか先になろうが、さすがにあと10年もすれば普通になるかもしれない。
私が住む地方への展開はさらに先になるかもしれないが。
このレベルのタクシーでは誰かが常に監視し、故障があれば、路面に立ち往生するという事もあるだろう。
その場合には、お客は一人でタクシー会社から助けが来るのを待っている必要があり、恥ずかしい思いをする事になる。
そして、レベル5ともなると、車が故障すれば勝手に修理工場に行くとか、そもそも壊れないとか、ステアリングがないとかその様な時代になる。
自動運転のタクシーともなるとこのレベルが求められるかもしれない。
何かあったからと言って、レベル4の時の様に客に運転させたりする訳にもいかないし。
お客さんを必要な場所に降車させてから、ちょっとどこそこの調子が悪いので、修理工場に行きますね。とかいったん会社に戻りますね。とかが車によって判断される。
ここまでくると完全に未来の車だ。
技術的には割と早い段階で可能と思うが、実際の普及については2035年位にはなるのではないだろうか。
物事の導入には運用する為のシステムが重要でこれの整備に時間がかかるだろう。
【まとめ】
その様な時代は必ず来る。
昔は、自動運転では道路側に電極を埋め込んで車をトレースさせるとか、婉曲な事が想定されていたが、人工知能の進化により思ったより大変に早く実現しそうである。
楽しみではあるが、ちょっとだけついて行けるか心配。
まあ、電話機がなぜ話をする事が出来るかは知らないが、使いこなすことはできている。
そういう事だ。多分問題ないのだろう。
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