本来、私の基準では旅行なのだが、あえて旅と言ってしまった。
【バスの旅に行ってみたい】地方路線のバスに1日中乗って移動したい
地方都市在住なもので機会はいくらでも作れるはずなのだ。
いつかさびれたバスに乗って山道をがたがた乗ってどこかに行く事を夢想している。
土日にあらかじめ計画してなどはだめだ。
あくまで前の日の夜、突然思いついてがよいと思っている。
だから実現できる年齢は比較的高い65歳位までと設定している。
次の日に会社があるとかでは元々一泊を予定とはいえ興ざめだ。
気分だけでもスナフキンだ。
しかし、さすがに少しは調べないと気が引けるから行く前にコースと時間は決めておく。
地方の路線を侮ってはならない。
行ってみればなんとかなるだろう等と考えていたら、バスが3時間先まで来ないなどとなっては目も当てられない。
【目的地より工程が優先】旅行は移動が好きという人もいるのでは
しかし、別に行きたい地域がある訳ではないから、目的地はそれっぽい所であればどこでもよいと考えている。
この考え方は以前、どこでもよいからバスの高級に乗りたいと書いたが、それに近いだろう。
但し、そちらは高級シート又は個室、今回はさびれた路線バスで旅情を感じる事が目的であるから、一緒に実施という訳にはいくまい。
そういえば私は目的地を定めずに乗り物に乗ってどこかに行くというのがもう一つあった。
目的地よりも移動する期間が目的というのはこの寝台車についてもそうだろう。
いわば目的よりもその過程に楽しみがあるという事か。
この様な事は他にもあるかもしれない。
【海外への移動】出張と旅行って全然違う、仕事はあくまで仕事
今回は旅行についてだが、海外に行く場合は更に移動が長くなり良いのではと言われそうだ。
ただ、私は海外が苦手という事という事を以前書いた気がする。
矛盾しているようなので、ちょっと触れておきたい。
海外といえば大概は仕事だからだ。
いや、仕事だけなら別段、何の問題もない。
高々、数時間の複数回の説明、調整会議。
いくらでも対応できるし、結果も出す。
でも、滞在は面倒だし、よくわからない所でよくわからないものを注文して食べるのはストレスである。
食事の量がすごく多いにもかかわらず、残すのは失礼にあたるとかいう地域もある。
海外では色々な国独自の慣習にできるだけ併せるべきだろう。
また、海外では時差があってお手上げだ。
仕事では、大体、現地の事業所に行って、日本にいる時と同様の業務時間という事になるからいつも以上に疲れてしまう。
本来なら目的を遂げる事だけに集中させて欲しいのだが、そうもいかない。
これって非効率な話だよなと思う。
こんなルール(不文律?)って、海外出張に行く事がない人が決めたのではないのだろうか。
【海外での食事時】気を遣うのも使わせるのも苦手な質でして
食事は初めて食べるものが多いし、大概は複数人で食事する事になるから気を遣う。
いや、相手も気を使ってくれているのだろうが、こっちだって気を遣うのだ。
じゃあ、一人で食べればって言われるだろうが、それは嫌だ。
他の人はみんな仲良く食事して、私だけホテルの部屋にでも籠っているのか。
それは私だっていくら何でも気分が悪い。
難しい問題なのである。
これが仕事じゃなければ楽しいのかもしれないが、あんまり個人的な海外旅行には行った事がないものだから、よくわからない。
20代の時に行ったのも、私のカテゴリでは海外旅行ではないのだ。
あれは修行。もう行きたくはないと思っている。
私のバケットリストに海外旅行がそれほど並んでいない所以である。
【移動中について】路線バスが移動の代表ってどうなのか問題
でも、それでも移動中は割合楽しいのである。
飛行機も空港も、電車も移動中も何かを待っている間も楽しい。
だから、この項目は移動中の代表格であるさびれた路線バスに乗るという事が目的となっている。
移動の代表格がさびれた路線バスっていうのもなんだが、まあそこは50歳のおっさんのイメージの事、勘弁して頂きたい。
その際には、小腹がすいた時様に何か菓子でも持って行く事にしよう。
途中のコンビニで買った菓子パンでもいいし、団子ならもっと良い。
それを路線バスの車窓を見ながらむしゃむしゃと食べる。
他に客もいないので気を使う必要もない。
そういう状態にあこがれているのである。
でも、社内で物を食うのは運転手に嫌がられる行為かもしれない。
その場合には、我慢する事にしよう。
山道をがたがたバスが揺られていく。
季節は春でも夏でも秋でもよい。
でも、冬はだめだ。
万が一、雪でも降ったら目も当てられない。
多分、路線バスは止まってしまうだろう。
何より寒いのは耐えられない。
楽しさ半減どころか10分の1である。
【目的地について】お化けが出ない古びた旅館がいいのだが…
移動の前提は目的地がある事だ。
目的地なく移動しても、どこまで行けばいいのかとか、暗くなったらどうしようという恐怖がある。
だから、どこか古びた旅館を予約しておく。
古くて結構、大変好ましい。
でも、幽霊が出るようなところだけはご勘弁願いたい。
私はお化けが大変苦手なのである。
安くて一人で来た客にも優しくしてくれるところがよい。
あんまり家庭的なのもちょっと苦手かもしれない。
ずっと話をし続けるのも苦手だからだ。
旅館まで行って気を遣うような事はしたくない。
にこにこしているくらいの事はよいが、わざわざ話題を探してさてどこでこの話を切り上げようなどと考えるのも気が引けるだろう。
そっとしておいてほしいだけなのだ。
【まとめ】
温泉でうまい飯を食べ、うまい酒を飲んで、温泉につかって寝る。
これをやってから別のルートで遅くならないうちに家に帰る。
これをやりたい。
でも、ここではたと気が付いてしまった。
私は現在、減酒中。
むしろ、禁酒と言ってもいい位、酒を飲むのをやめている。
そうすると、この旅館はどうなのだろう、楽しいのだろうか。
酒なしでの旅館というのがあんまりぴんと来ない。
今までの生活がしのばれるという物である。
まあ、よい、この日くらいは解禁にする。
そもそもは移動が目的なのだ。
目的の場所はついでみたいなものなのである。
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