これは私の様なアラフィフで保守的な人間から考えるとなかなかに野心的な項目であろう。
実は52歳までにやめようと目標を立てたのだが、すでにやめてしまった。
かなり前倒しでの実行である。
【年賀状の停止】不義理な事ばかり決断が速いのはどうなのだろう
このような不義理な項目に対しては決断が早いというのはいかがなものかとは思うがこの際だ。
親戚や会社の人たち、友人や同窓生等を考えた時、この年賀状のみでやり取りしている方も多くいるわけで一切をやめてしまうのは相当な勇気を必要とする。
ただ私の事だから、この機を逃せばきっとこんな大胆なことをするのは今後出来ないかもしれない。
なんなら酒をやめる事よりも非常に骨が折れる決断であった。
年賀状というのは美しい日本の大事な文化であるとは思うけれども、それでも年末の差し迫った時期に、ほぼ1日をかけて作成するというのは本当につらい。
【日本文化の衰退】大変興味深いが自分がやるとなるとちょっと…
私が何かに負けたと言われてもいっそ差し支えない。
日本文化の衰退に対し、憂いている方々に対し、ついていけなかった私のふがいなさについてはお詫びを申し上げたい気持ちだ。
他にもお中元やらお歳暮やらなんであるのかわからない文化って色々ありますよね。
もっとも、それらについてはもうとっくにやめてしまっている、というか、はなからやった事など無いのだが。
私よりも年齢が若い義理の弟等がその様な品を送っているのを見るとえらいなあと素直に思うばかりである。
それをやらない私については、また罪悪感を感じてしまう。
この年賀状をやめるという事にあたっては、どの様にやめればいいかと葛藤があった。
【年賀状発行枚数の推移】今ではピーク時の半分を下回っている
年賀状についてGoogleで調べると今から19年前の2003年44億枚をピークに現象の一途をたどっている。
19年24億枚、20年21億枚、21年発売分(22年正月向け)では19億枚である。
加速度もついているようなので、今年は17億枚、来年には15億枚を切るかもしれない。
おそらくは、後10年もすればご年配の方々にて継続される古き良き文化という事になるのではないか。
但し、この辺は自分に対する言い訳で、私の親世代からは今年も頂いている訳でその方々にとっては楽しみな事なのかもしれない。
大変に申し訳ないことである。
願わくば、他のはがきに埋もれることで私のはがきがないことに気がつかなければよいなどと不埒なことを考えている。
【家庭での年賀状作成】結局妻の分は私が準備している訳でして
一方、私の妻においては毎年私よりも多くの年賀状を出しているし受け取っている。
私には難しいことなので、これもえらいなあと思うばかりである。
ただし、妻の分の年賀状は私が印刷しているので、完全に年末恒例のこの作業がなくなったわけではない。
しかし、去年までは何とか元旦に届くように準備しなければならないという妙な義務感をあきらめてしまったことで、去年の年末は大分気持ちが楽だった。
妻の年賀状はおそらくは元旦につくことはあるまい。
そもそも、妻は毎年私よりも後に出すので、毎年、気にしている様子はなかった。
だからそれは勘弁してもらえることだろう。
【まとめ】
しかし本稿、バケットリストとして後ろ向きなんだか前向きなんだかわからないような項目だ。
これがよいか悪いかは今後の自分次第だろう。
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