お墓を買うなどという項目をバケットリストに入れる者があるのだろうか。
そもそも私はバケットリストの正式ルール自体は知らない。
ただ、これから先に目標とする事、いつかやりたいと心の底から思う物、やらなければならない事を淡々と並びたてているだけである。
まあ、別にこうでなければならんなどと目くじらを立てて怒るような方もそう多くあるまい。
ご勘弁願いたいと思う。

【墓を生前に買う利点1】残される人に選択の負担をかけずに済む
で、お墓を買う事であるが、利点はいくつかあると思っている。
1番目、まずは残された者に余計な負荷を与えたくない。
お墓を買ったり、手続きをしたりするのはただでさえ忙しく、心労を与えている遺族に対し、負担を与えてしまう事だろう。
きっと、何かあってから墓を購入するのでは、何かに追われた様な気持ちになり焦ってしまうだろう。
そう考えれば、葬式は避けられる事でないから対応してもらう必要があるだろうが、墓の準備は前もってやれる事なのだから、やっておき負担を減らしてやりたいと思う。
必要に迫られてから選ぶのは選択の幅を狭めてしまうし、気が焦った結果、無駄に高価な物を選びかねない。
物は必要になってから買うよりも、必要がないうちに準備しておいた方が安価に入手する事が出来る。
何なら値切ることだって可能かもしれない。
もっとも、最近じゃ、お墓の場所が不足している様にも思うから、値切るのはやりすぎか。
墓石を安価にするという選択は故人、この場合私に対してという事になるが、その相手に対して申し訳ないと思わせてしまうかもしれないし、やはり本人が決めた方がよい。
【墓を生前に買う利点2】自分で好きな墓が選べるという事
2番目の利点としては、自分で好きなお墓を選べるという事である。
実際、自分に何かがあったとき、あまり好みではない場所に入れられるよりは自分で選んだ方があきらめもつくだろう。
遺族の者が、自分をおもんばかって、想定外に立派な墓を準備してくれたらどうだろう。
私などは赤面してしまいそうだ。
まあ、どこでもよいと言えばそうなのだが、どうせ選ぶなら、私の好みとしてはどんよりとした日陰よりは公園とか丘の開けた場所の墓が気分がよさそうだ。
また私の場合、華美であるよりは実用性を選び、また無駄に高価なものにはしないと思う。
ただ、妻の意見もあるし、こればかりは何とも言えない。
私の両親はそういうことを考えて、自分で選んで購入してる様である。
私の親の墓については下記記事を参照頂きたい。
思っていたよりも先見の明があるようである。
親がもう10年以上も前に墓を買った時には、えっと思わされたものだが、今考えれば十分ありだった。
私がまだまだ年若かったという事で、ちょっともの知らずであった。
しかし、墓に対して実用・耐久性って…。我ながら何を言っているのかと、書きながら笑ってしまった。
【墓を生前に買う利点3】資産価値0扱いなので税金対策になる
3番目、更に実利的で身も蓋も無い事を言ってしまうと、墓には相続税がかからない。
これがどういうことか。
現金で相続をする場合には一定の相続税がかかる。
ただ、相続税って結構優遇されており、私が相続税を収めるほどの財産を残した上で旅立つことになるのかはいったん置いておく。
でも、まあ、かかるとなれば結構かかる。
間違えると申し訳ないので具体的な数値は記載しないが、相続税控除の計算後の課税対象に対し、妻や子の相続の割合に対し納税額が決まる。
実際、妻相続分に対しては相続税はかからないと思う。
配偶者の税額軽減の措置があるからだ。
結構額がでかいので、私がそれを気にする必要がある程資産を残す甲斐性があるとは思えない。
でも、子供たちは違う。
この様な措置はなく、相続の中からそれなりの割合で税金を納める必要があるので、これが墓なら相続税計算時の価値は0である。
墓って結構高いと思う。
墓の値段の相場などよく知らないので勝手なイメージで物を言っているが、思ったよりも安くてよかった等とはならないだろう。
相続した金額から墓を購入するより、もともとある墓を相続した方がお得という事だ。
その分にかかる税金額を引く事が出来る。
墓の分の税金まで気にするなんてせこい奴だ等と思われるかもしれない。
しかし、なんだかんだとかかってしまえば、永代使用料だ土地代だ、工事費だで200万くらいは想定しなければなるまい。
墓石だけでも150万くらいの様だ。
相続税を支払って相続した金融資産から、更に消費税10%(将来はもっとかもだが)を支払って墓石を買う訳である。
そりゃー、墓も生きているうちに買いたくなるってもんである。
やれることはやっておくのが思いやりだ。
【まとめ】
上記、墓を買う理由を3つ挙げた。
私の親は決して裕福でもなければ信心深い訳でもないが、それでも生前に墓を買っている。
私の親は相続対策で墓を買ったとは思えず、多分、上記で上げた1番目か2番目を理由にしているのだろう。
私と違って善良な人たちなので。
私がこのような理由を挙げるとなると、結局1番目と2番目の善良な理由はほぼ言及なく、3番目の税金対策って所に一番の熱弁を奮っている。
我ながら本当の理由としてはこの辺になるのだろう。
まったく度し難い。

コメント