【自分の入る老人ホームを決める】必要な時は突然来ると思うので前もって検討しようかと

こぎれいな部屋 老後の準備・終活

人生は平等とはいいがたい。

そうであろうと見せかけてはいるが、すごい裕福な家庭に生まれたものと貧しい家庭に生まれたものとが同じ人生になるとは思えない。

又さらに言えば、日本に生まれた者、更に貧しい別の国で生まれた者、それぞれの人生が同じである訳がない。

【みんな同じもの】それが老いるという状態だと思う

その様な状況において確実に同じである事がある。

人の命は一つしかないという事だ。

こればっかりは何兆円持っている人も全く持っていない人も同じと言わざるをえまい。

一つである。

もっとも、これだって裕福な人の方が手厚い看護により長い寿命になりそうなものだが、膨大な富の格差を考えれば、まだありうべきことになるだろう。

いきなり、変な事を話してしまったが、要は誰しも老後はやってくる。

だから、逃げずに考えておかなければならないねっていう事が言いたいだけである。

【最後をどこで迎える事になるか】人によるけど、まあ病院ですよね

具体的に考えるのはまあ、さすがに今後という事でよかろうとは思っているが、漠然と思っている事がある。

私は家での最後は迎えられまいとの事だ。

いや、ネガティブな意味ではない。

最近は病気だからとか老いたからと言って、そうそう直ぐに亡くなる訳ではない。

厚生労働省の調査によると現代では8割以上の人は自宅でなく病院でなくなるそうだ。
平成26年版厚生労働白書 ~健康・予防元年~

この傾向はますます高まっていく事だろう。

何らかの信念がある訳でもない私としては、この8割になる可能性が高いだろうと思っている。

無論そうでない場合も発生しうるのだけれど、その可能性まで考えて生きるのは大変すぎる

【寿命について】健康寿命と平均寿命って少し違います

ところで、100年前には寿命と言えば単純に墓に入るまでの期間を言ったのだろうが、今は寿命には2種類ある。

一般的なイメージが平均寿命

元気に生活できているのが健康寿命だ

これらは普通に厚生労働省が推移データを出しており、一目瞭然である。

図表1-2-6 平均寿命と健康寿命の推移
令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-|厚生労働省 (mhlw.go.jp)より

これによると現代に至るまで、平均寿命も健康寿命も延び続けている。

2016年の時点で男性の平均寿命は大体81歳、女性は87歳をも超えている。

これらはおそらく今後も伸び続ける事だろう。

で、更に言えるのはこれらは平均寿命であり誰しもの寿命ではないという事だ。

短い人もいれば長い人もいる。

ガンや脳卒中とかで大変残念な事に早くなくなる人もいれば、この平均を超えて大きく生きる人もあるのだろう。

【人生100年時代】健康でいられなくなった時の事を考えないとかも

時々聞く人生100年時代というのは大げさではないとつくづく思う。

その辺についてちょっと記載した下記も併せて読んでみてもらいたい。

この健康寿命のうちはよいが、ここから先の平均寿命に至るまでの約9年間が重要だ。

ここについて考察を進めなければならない。

今の項目”自分の入る老人ホームを決めておく”はこの部分に対する向き合い方なのだ。

私だってその様な事は考えずに日々を送っていきたい。

が、必ず来る事態に備えないのは、ある種逃げである気がする。

この辺を考えると嫌な事にも必ず出会うし、なんだかどこか冷たい人である様に見られる事もありそうだ。

でも、自分の件において子供たちにこの決断をさせるのは気の毒な事だ。

自分の親を老人ホームに入れるのはどこか罪悪感を感じさせてしまうのではないか。

だから、私は私の分を自分で決めておくのだ。

私自身が決めた事なら子供たちは罪悪感など無いだろう。

【免許証裏の意志表示欄】子供の負担をちょっと軽くして置いてやる

同じような事は運転免許の臓器提供意思表示欄にも言える。

ここには自分の延命治療について記載する欄がある。

私の意志は免許証に記載してあるから、わざわざこのブログに記載するつもりはないが、考えは人それぞれで否定される筋合いのものではないだろう。

でも、この様に自分の希望を残しておくのは残される者への思いやりにならないだろうか。

まあ、あえてこの欄に記載しないという考えもあるだろうし、なんとも言えないか。

【富の格差について】ジニ係数についてのちょっとした話

ところで、上記にて国内における富の格差について述べた。

これについて示す指標がある。

ジニ係数だ。

この係数が1であれば、国内の全ての富が1人に集中しているという事を指し、0に近いほど平均的になっていることを指す。

1の場合には、どっかの酋長や王様の様な状態を指すのかもしれないが、その場合でさえ、2番手という物はありそうだし、メイドや執事には給料が払われるのだろう。

0に近いのも、どれだけ働こうが寝ていようが、給料も財産も全て同じという事で貨幣経済が成り立たない事であろう。

これらの数値は、他の国との比較の際に使われる。

それによると日本というのは平均のイメージの割には、格差が大きい国家の部類に含まれる。

2019年時点においてアメリカが0.40、日本が0.33

フランスやドイツが0.29なので格差はちょっとだけ大きいようだ。

昔からのイメージからか、一億総中流という言葉のインパクトが秀逸で、刷り込みが激しいのかもしれない。

今ではあまり聞かないので時代が変ったという事か。

【まとめ】

ちょっと、壮大な話になりすぎた。

この辺りで止めておいた方がよかろう。

老人ホームに入ったらこのような事を考える時間はたっぷりあるだろうし。

でもネットが出来る環境が必要だ。接続のスピードも重要な要件の一つである。

また、一定期間でのPC交換も条件の一つになるだろう。

食事は重要だ、ある程度の選択の余地があるとうれしい。

等々、この様に健康な間に確認するべき項目は色々ある。

それらを予め決めておかなくては。

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