教育というとなんだか上から見ている様で語弊があるから、そうすると妻が嫌がるだろう。
しかし、妻だってある程度のお金の知識を持たなければ先の人生で困ると思う。
物事や世界はどんどん複雑になっていく。
過去の常識が今後も正しいとは限らない。
例えば、インターネットで振り込みとかはできるだろうか。
これが出来ないと苦労する事だろう。
【私と妻の寿命について】計算上は、妻の方が私より10年は長生きする
通常は女性の方が男性よりも長生きである。
日本人男性の平均寿命は現時点で81歳、これに対し女性は87歳。
そして、私は妻よりも3年位年齢が上である。
そうすると、あくまで平均という事で考えれば9年の差が発生する訳だ。
ただ、忘れてはならないのは、人の平均寿命は段々延びる傾向があるという事。
9年あれば平均寿命は少なく見積もっても1年は長くなるだろう。
そんな年齢になったらお金の事など気にしなくても、と思われるかもしれない。
でも、真面目な話だ。
私の両親は二人とも80以上だが、立派に自分でお金の管理をしている。
こちらに関しては、間違って変な投資に手を出したりしない様に祈るばかりだ。
少なくとも、妻に関しては最小限の知識を得て頂きたい。
妻はそれくらい知っている、バカにしているのかと気分を害する可能性があるので、気を付ける必要があるが。
いつまでも避けられる話ではないのだ。
総合的には私の没後、妻は10年を過ごすと計算しておかなければならない。
お金に関する面倒事は、大体私の方が引き受けているから、少なくともこのギャップについては彼女は真剣に考えなければひどい目に合う訳だ。
【女性の方が長生きという件について】男性は一人になるとだめらしい
妻に先立たれた男性の場合には、生活に色々なストレスを生じ、結果的には数年も経たずに後を追う事が多いと一般に言われる。
一方、夫に先立たれる場合には、女性は夫の世話をする必要がなくなりストレスが減り、その後、長生きするとの事。
これらが本当の事かは知らないが、確かに、何度か聞いたことがあるし、なんだかもっともな事を言っている気もする。
そして平均寿命からくるデータもそれを裏付けている。
但し、平均寿命と健康寿命は違う。
一般的には、平均寿命と健康寿命では男性の場合で8年、女性では10年の差異がある。
この数年は介護を必要とする年数であろうから、老年の最後の方になると、かなり長い間、別々の生活をする事になる訳だ。
介護施設や病院等。
寂しい事だし、ちょっと複雑な気持ちになるが、これも事実だろう。
すると、お互いの生活からくるストレスの為に寿命に影響を与えるというのはちょっと違う気がする。
あくまで、その様なケースもあるという事ではないだろうか。
【我々世代のお金に対する感覚】きっと恥ずかしいと思っているのではないか
あまり、お金に関心を持ちたがらない人がいる。
多分その様な人は、お金の話をする事がなんだか、恥ずかしいとか、卑しいとかその様に考えてしまうのではないだろうか。
どうも、私の妻はその様なタイプの人の様である。
お金の話をしたがらないし、その知識について話をしようとすると、今はその時間ではないといい、大変に嫌がる。
まあ、そのこと自体を責めるのは難しいだろう。
今でこそ少し変わってきている気もするが、確かに我々の時代には清貧とか聖職とか、なんだかお金がない事が尊いという教育を受けていたような気がする。
これらの反対がバブルとか成金とかそういうものだ。
今の学校教育では、清貧であることを尊しとはしないだろうが、積極的なお金の作り方、または守り方などは教えないだろう。
ただ私だって妻と同じ教育を受け、同じ時代を生きているのだから、お金に対する感覚はそう変わりはしないと思う。
でも、よりよく生きる為には時代の変化に目をつぶってばかりもいられない。
世の困難を避けるには金が要る。これは真理である。
宗教家の方には怒られるかもしれないけど。
【まとめ】
妻にお金の事について、真面目に取り組む時間を持ってもらう。
なかなか難しい事である。
以前、人を変えようとしないという事について書いているが、こればかりは私が変わってやれる事ではない。
彼女自身が変わらなくてはならない事だ。
最小限の知識、例えば相続とか、確定申告、年金とか、せめてネット銀行及びネット証券の使い方とかその辺の知識を渡したいと考えている。
縁あって一緒になったのだ。
私の没後にも無用な苦労はしてもらいたくはない。
そういう事を考える私がストレス源になってるって事もあるかもだけど。
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