短時間ではあるが週に一度は電話をする様にしている。
大概はたわいもない話をするだけだが、今はスマホでもある事から画面を通して親のようするを見ることが出来るし、子供の様子を見せる事も出来る。
技術の進歩というのは悪い事もあるが、よい事の方が断然多い。
【親孝行について】あまり意識して何かをする事はないのですが
他の記事で何度か触れているが、私はあまり何かの記念日というのは詳しくないし得意ではない。
人の誕生日とかを覚えるのは大変に苦手である。
だから、親の誕生日がいつであるかという事については、会社のパソコンのスケジュールに定期的に表示されるように設定している。
そうしないと思い出す事など不可能だろう。
また、母の日、父の日、敬老の日等については、これらがいつであるかもよくわかっていない。
その様な日には妻が勝手に贈り物を選んで送ってくれているが、これは大変助かっている。
この様な事から、あまり親孝行という事には頓着していない事になってしまうのかもしれない。
そんな私でも親には出来るだけの事をしておきたい。
その様な事を考えるようになったのは、割とここ最近である。
人の事を考える余裕が出来たのか、はたまた私自身が老いて行っているのか。
まあ、人の事を考えられるようになる事が老いたというのはちょっと違うと思うから、人として熟成されてきたと考える事にしよう。
そんなにたくさん思いつくものではない、私のバケットリストに挙げているものは下記のみであった。
ちょっと申し訳ない様な気もする。
そういえば、他に親と酒を飲むという項目も入れていた。
しかしあれは、私がやりたい事であって、親孝行のカテゴリに入れていない。
【介護の準備について】出来るだけ遅い方がよいと祈るような気持ち
介護というのは人としてなかなか逃れられるものでもない。
幸い現在の会社には介護に関する福利厚生があるようだし、その必要が生じたなら、きっと迷いなく使用する事にしている。
介護が必要になるのは遅い方が良いが、必ず来るものでもある。
そのための準備を具体的に進める事をバケットリストに入れている。
もっとも父親は今の仕事を少しづつ伸ばしている。
以前は80歳には仕事をやめると言っていた。
その時には80歳まで働くなんてなんだかすごい話だと思ったものだ。
そして、実際に80歳を超えたらオリンピックまで働くと言い出し、そしてそれも越えたらあと数年とか言っている。
そして、なんだか今の両親を見ていると老人ホームだとか、代理人だとかは不要な気もしてくる。
それでも油断は大敵だろうから、下記の事は進行する必要はあるのだろう。
ここから導き出される教訓は、目標期限は小刻みが良いという事だ。
到達可能な目標は漠然とした日々を生きるよりも大分助けになる。
バケットリストの項目も出来るだけ達成可能で具体的な細かいものをお勧めする。
世界一周とかの記載もよいが、その前に日本一周とか、自分が住んでいる県の名所巡りとかを入れたらどうだろう。
より、世界一周という本当の夢の実現が近づく事にならないだろうか。
コツはやりたい事だけでなく、やらなければならない事、やった方が良い事も一緒に挙げておく。
どうせ、避けられない事なのだ。
健康の為にも良いだろう。
【介護の先には…】イメージは全くありません、でも保険みたいなもので
介護の先には、葬儀が待っている。
これは、失礼でも親不孝でもないと思っている。
むしろ、何にも考えないでいる事の方が不自然な話だろう。
生命保険に入る人は多いが、終活について考える人は少ないのではないだろうか。
これはむしろ不思議な事である。
それとも、話を聞かないだけでみんな考えている事なのだろうか。
それならば、もっとオープンで良い様な気もするのだが、親や兄弟、友人からも聞いたことはない。
もっとも私自身も人に話をするものでなく、ここで述べている位のものだからそういう事なのかもしれないが。
大様の耳はロバの耳、と同じようなカテゴリになるのだろうか。
そして、終活の項目についてだが、親がそれを考えているかについては、親は私とは考え方が違う。
だから私の終活と違うものになる事は当然だし、その事に口を出すつもりはない。
考えないならそれでも良いのである。
但し、申し訳ないが最低限の事ととして下記の事については協力してもらいたい。
例えば、葬儀の写真がなくて寂しい思いをするのも、両親の内、残る方にさせるのも嫌なのである。
こればかりは誰がどうなるか等とはわかりはしない。
だから、前もっての準備をしている。
【まとめ】
50歳位になると気持ち的にはどうであろうと、実際に親は年を取ってくる。
もっと若い頃にも介護等について考えたこともあったが、その時にはなんだかふわふわとしてどこか遠い世界の感覚であった。
不思議な事に年を重ねてくると、より具体的な事として覚悟の様なものが備わってくる。
何かを学んだとかそういう事でもないと思うのだが。
だから、人って年を取る事は悪い事だけでもないし、まだ若いうちに無駄に悩む必要もない様な気もする。
親が健康であり、十分な時間的猶予をくれる事が前提であるが、こういう事も月日が解決する事と言ってよいかもしれない。
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