MDというメディアを覚えているだろうか。
【昔のメディア】MDって??という人も多くなっているでしょうね
指を除いた手のひら位の大きさで、プラスチック製のカラフルな製品である。
ピークは20年前位だろうか、フロッピーディスクやMOと共に廃れてしまったメディアである。
大体、一枚当たりにCDの音源一枚分、70分位のデータが入る。
当時はそのスタイリッシュな形状、書き換えが容易な経済性、大きさ等利点が多かったので、気に入って使用していた。
大体私が20代位の頃。
買ったCDでさえ、一旦 MDにする。
又は、CDシングル(一枚に2曲しか入っていない小さなCDだ)の内のメインの曲を集めて1枚のMDに集めて聞いていた。
【昔と今の音楽の聴き方】今ではYouTubeで音楽を聴きますね
私はにわかというか、音楽にあまり熱心な質ではなかったが、周りの友人がその様にしているのを見ると、さも当然の様にその影響を受けていた。
当時は楽しかったのだから、それはそれでよかったのだろう。
今となっては、音楽はYouTubeで聴くようになってしまった。
これでも私は割合、若者向けの曲を聴く。
昔ならベストテンとかヒットテンとか、テレビで毎日のように音楽番組が流れていたから、何が流行っているかそちらで把握していた。
というか、子供の頃は好んで見ていたのだろう。
今では一億回再生とか、そういうもので検索をかける。
するとまあ、興味深い音楽が並ぶものである。
【おっさんが聞く曲】割と子供が聞くのと同じ様な曲聞いてます…
そして、おっさんが今どきの曲を聴くきっかけとなる訳である。
無論古い曲も好きだが、新しい曲も悪くない。
うっせえわ、とか、命に嫌われている、とか、千本桜とか。
もっとも、この うっせえわ については、立場的には自分が言われる立場なのだろうなあと苦笑しながら聞いている。
実際、私に対して子供が言って来たらただじゃおかないが、その様に言いたくなる気持ちもわかるのである。
多分、年代的には10代の心境を表しているのだろう。
50だって共感は出来る。
我ながら面白い人間だと思う。
ただ、現状曲自体を聞く時間が減っているので、新しい曲を聞くことが優先されている。
手軽だし、早い。
古い曲はメランコリックな気持ちになったときに聞く。
【MDメディア再生問題について】コンポが壊れたら再生できない
ところで、MDは今でも捨てることなく家のどこかに持っている。
一方、それを再生するコンポ(今でもそういうかはわからないが)が壊れてしまった。
既に20年は再生をした覚えがないので、MDが再生できなくなったところで私は困ることはないのだが、妻が困るそうである。
だから、中古の新しいコンポを購入した。
決して高いものではないのだが、めったに聞かないものに対して金を払うのも、ちと惜しい気がしたものだ。
そんな訳で家ではまだ、MDが現役である。
ただ、これらのMDの束の中に興味深いものがあった。
自分の20代の時の声が入っているものである。
【思い出の品】自分で録音した音声、恥ずかしくもあり懐かしくもあり
別に、CDをコピーしたものが全く聞けなくなったところで、全然惜しいとは思わない。
でもこれらは思い出の範疇でも特急品であろう。
デジタルだから音質も悪くない。と思う、聞いていないからわからないが。
確か、MDにはMDウォークマンというものがあり、携帯しながら録音する事ができた。
今でこそ、どのスマホにもついている録音機能であるが、当時は画期的な機能だった。
その機能を使用して、私はいくつかの音源を作っている。
時期は、私が大学を卒業してから数年働いた企業を退職し、海外に旅に出る前後であったと記憶している。
中には友人のT君ととめどなく話をしているようなものもあった。
20代の時の私がどの様な事を思っていたが貴重な資料である。
そして、更には私が旅に出ている間、一人で吹き込んでいるものもあったと思う。
これらは録音してから、当時の彼女(今の妻)に国際郵便で送っていたものだ。
だから正確には私の物ではないのだが、現状ではその辺の定義はあいまいである。
これらについては非常に惜しいと思うので、ぜひ、PCに移しておきたい。
【まとめ】
さすがに現在のMDコンポが壊れてしまっては、新しいものを買ってでも聞きたい というモチベーションは下がることが想定される。
今のMDコンポが使えるうちに何とかしたい。
多分20代の頃の私が言っていることを、今の私が聞いたなら、恥ずかしくて転げまわる事であろう。
今から楽しみな事であるが、聞くときには絶対に一人であること必須である。
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