何を今更と思わないでもないが、嫌って程漫画が読みたいのだ。
漫画喫茶はお菓子も食べ放題、ジュースも飲み放題。
注文すれば好きな食事も出てくるし、まさに現代の天国である。
【漫画喫茶に行く意味】漫画を読むだけならレンタルとか購入とかありますが
ま、さすがに天国は言い過ぎだ。
でも好きなものに囲まれるという事を体現しているのが、あのような状態ではないか。
私は図書館が好きというのは以前下記の記事にて大分早い時期に書いている
でも漫画が好きだから漫画喫茶というのは、なんだか恥ずかしくて書きにくいのだ。
最近ではレンタルDVD屋にて漫画を貸してくれるようになった。
まれに、娘に選ばせてあげるのだが、やっぱりレンタルの漫画と漫画喫茶ではレベルが違う。
家で読むよりもあの隔絶されたリクライニングシートで読むのが格別なのだ。
この時ばかりは健康に悪いだなんだとは考えていない。
味の濃いラーメンだろうが、炭水化物でできているスナック菓子だろうが、好きなものを食う。
パスタであれば付属してくる粉チーズを、元を取らんばかりに嫌って程振りかける。
だって、楽園な訳だし。
心の安らぎには漫画喫茶に限る。
【世間体という病理】おっさんを見かけたらそっとしておいてあげましょう
今更恥ずかしい様な年齢でもないとは思うが、やはり体面という物は重要なのである。
例えば図書館で小説を選んでいる時に、会社の人と遭遇したとする。
その時に相手は、珍しい場所で遭遇するのだな、本が好きだとは知らなかった、とか思うだろう。
私も、いやいや、娘と一緒に来ていまして、とか何とかいうのではあるまいか。
同じような状況が漫画喫茶で繰り広げられたとする。
私が10代20代向けの少年漫画の棚の前で必死に次に読むものを選んでいるのだ。
そこに遭遇する20代又は30代の会社の者。
まず彼が思うのは、「えっ」だろう。
私はこの「えっ」が耐えられない。
何でこんなところに、会社ではまじめぶっている管理職のおっさんがいるのだ、 と思う事だろう。
そして、その一瞬後に私も気が付く。そして訪れるのはお互いの気まずさだ。
折角、日常を忘れる為にこの現代の楽園に来ているのになぜ、この様な気まずい思いをしなければならないのか。
図書館なら取り繕う事も出来るが、漫画喫茶ではそうはいかない。
だから私は漫画喫茶に行く時には、知っている人に合わない様に、と祈るような気持ちでいる事が多い。
もし、この様な場所で知り合いにあったなら気が付いていない振りをする事をお勧めする。
親近感が沸くという方もいるかもしれないが、私の様にどちらかと言えば、恥ずかしいという者もある訳だ。
漫画喫茶で知り合いのおっさんを見かけたら、そっとしておくのが一番である。
そして出来ればその後も遭遇しないように、ちょっと離れてあげよう。
それが思いやりというものである。
【漫画喫茶に行く頻度】以前より行く機会がはるかに減ってしまいましたが
その様な漫画喫茶であるが、頻繁に行けるという事はない。
30代の時には40代の前半では、3か月に1回位は行っていた気もするが、近年では、年に2回位だろうか。
ここしばらくでいえば、最後に行ったのはいつだったか思い出せないくらいである。
また、最近では漫画を読む頻度が極端に下がってしまい何を読めばよいのか分からなくなっている。
この様な状態だが、いつか、心行くまで漫画を読みたいのだ。
そして満足というなら10時間以上は必要だろう。
それならいっそ泊りでという論理なのである。
まあ、行ってしまえば何か面白そうなもの、懐かしいものも見つかるだろう。
最近の漫画はなんだか表紙がかわいらしくておっさんが手に取るにはちょっと恥ずかしいものも多いのだが。
【まとめ】
今考えると、学生のときとか20代の時とかは、世間の目という見えない何かからも自由であった。
私は今まで漫画喫茶に宿泊したという経験はないが、もし、やろうと思えば簡単にできたと思う。
でも、その時は逆にいつでも行けると思えば、わざわざ宿泊してまでという感じになってしまうのか。
一日と言えばそれなりに費用もかかる。
そうすると、いくら時間があってもその実行する為のモチベーションがないとやる事はない。
彼方立てれば此方が立たぬ、でありうまくいかないものだ。
よって、この様な事は50になる今、バケットリストに入れて実行を期するのである。
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