本記事を書くときに初めて気が付いたが、行きたいところを挙げて行ったら、全て過去に行ったことがある場所だった。
私はあまり知らない場所というものを好まないらしい。
きっと私は妻に私の若い頃に行った場所や経験を紹介したいのではないだろうか。
【旅の目的地】ある程度状況を知っていないと楽しめないと思っている
基本的に旅行の目的地に挙げている目的地は全て20代、30代で行った事がある場所だった。
オーストラリアとタイは猿岩石張りの放浪の旅で。
台湾とチェコは仕事だ。
北海道は友人Tと自動車での縦断の旅だ。
どうせなら、行った事がない所を挙げればよいと思うのだが、性格的に保守的なので、行った事がない場所はなんだか怖い。
いや、怖いというか、煩わしいのだ。
食べ物とか、宿泊場所、行動とか。
それが長い間の経験の元、心にすりこまれてしまっているのだろう。
自動車の開発では色々な事を想定する必要がある為、実際に現地に行ってみるという事も必要だ。
今ではあまりないかもしれないが、何日か、ひたすら北極圏の方に向かって運転し続けるというのも行った。
ただひたすらに北に行く。
思えば、海外ではかなり妙な経験ばかりしてきた。
そんな妙な経験の中で、妻に紹介してもよさそうな地域を挙げている。
でもそうすると、仕事で行った国の関連では割合たくさん行った中で、もう一度行きたいと思うのは2か国だけなのか。
ちょっと、少ない気もする。
【旅行について】本当の旅行というものをしてみたいのです
妻と行くという事を目的とするのであれば、これらの2件になるだろう。
上記項で挙げたのは過去の仕事での冒険譚。
その再確認だ。
ああ、ここではこんなことがあったな、ここでビールを飲めれば最高だったな、とか、この建物は面白かったから妻に自慢しようとかそういう事。
それに比べてこれらの項目は純粋な旅行を目的としている。
多分、JTBとかJALパックとかそんな旅行が望ましい。
クルージング自体は目的地を定めてはいないが、旅行の道程が重要であって、それは私の人生の目的10選にも入れている項目だ。
旅行の定義というものを以前” 友人Tとどこか旅行に行く”にて記載しているが、妻とは旅行に行きたいのだ。
旅や冒険ではなく。
ちなみに、旅と旅行の定義については上記の記事で述べたので、今回は冒険について記載する。
冒険とは、旅の上位互換だ。
上位というか、下位?
まあ、どちらが上か下かはともかく、苦労順で並べるなら、旅行→旅→冒険 となるかと思う。
【冒険について】冒険って探検と似た響きですね。雰囲気はそんなイメージ
ともかく旅をもっと極端にしたものが冒険だと思っている。
貧乏で泊まる所を定めないままふらふらと放浪し、思いのまま行動するのは旅であると書いた。
冒険はその様な状態に対し、更に新規発見も加わる。
この先の道順がある程度見えているものは旅だろう。
行ってみなければ分からない、そして下手をすれば命に係わるというのが冒険という定義だ。
下記の項目は日本一周と景気よく書いたわけで、旅と言うよりは冒険に近いかもしれないとも思ったが、まあ日本国内の事。
やはり旅という事になるだろう。
ところで他の項目とは違いこれは自分一人で行くつもりである。
万が一、妻と一緒に行ったらきっとけんかになる事が想定できる。
最初から避けるのが無難である。
言葉にすると楽しそうで、人に話をして面白がられるのは旅や冒険である。
しかし、当然の事かもしれないが自分が行きたいのは旅行だ。
修行している訳ではないし、もう年齢も重ねているのだから、旅や冒険はもういいですって感じの心持である。
行ってみないと何が起こるか分からないというのは恐怖だ。
実際、その様な定義の中、私の今までの人生の中で思いつく、冒険にカウントされる経験としては、一つしかない。
【東南アジアでの冒険】ペットボトルとトイレットペーパーと蟻と
もっとも、下記の記事ではその中でも安定していた時の話を中心に書いている。
実際には大変なものだった。
東南アジア縦断の一か月である。
安い宿ではよく蟻が出た。キンチョールが部屋においてあった覚えがある。
ペットボトルの水とトイレットペーパーを持ち歩くのが必需品。
水は飲むだけではなく、熱ければかぶる。見た目など気にしていられない。
また、移動に関して今なら情勢や道順もネットで調べるが、20年以上も前の事、そんな情報は簡単に手に入らない。
目的地への行き方は、現地の人に聞いたりするのだ。
GPSもないから名実ともに自分がどこにいるかもわからない。
おまけに私は方向音痴だ。北と南を間違える事がある。
マレーシアからタイの国境を超える時とかは何があるのかさっぱりわからなかったし、各地で色々な目にあった。
【まとめ】
人から見るとそんな事はないと言われるのだが、私の心持としては比較的に内向型だと思っている。
そんな人物が冒険だの旅だのという経験をしているのだ。
何だか、不思議な気持ちである。
でも、行った事がない所にはあまり行きたくないという事であれば、私は行くところには困らないという位の経験をしている。
若い時に無理やりにでも行く機会があったのはありがたい事であると今は思う。
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